自分のモノを人に貸して儲ける
ソーシャルメディアの普及によって、個人間でモノやサービスを提供し合う環境が整ってきました。
それを後押ししそうなのが消費税率のアップです。なぜなら、個人間売買には消費税はかからないからです。(事業用ではない)不動産や自動車だって個人間売買なら消費税はかかりません。
(注:ただし、年間の売上が 1,000 万円を超え、継続的な事業として運営している人の場 合は、消費税課税事業者として申告納税する義務が発生します。しかし、ほとんどの個人 で年間 1,000 万円を超えるケースは少ないと思われますので、ここでは消費税はかからな い、と説明しています)
そこで注目を集めているのが、老舗のヤフーオークションはもちろん、3 億人を超えるユ ーザー数を誇る LINE が展開する個人通販モール「 LINE MALL」など、個人の間で商品を売買できるサービスです。
こうしたツールを使えば、消費税が 10%になっても、気にせず売ったり買ったりするこ とができます。
さらに、自分が持っているモノを直接他の人に貸し出すことができるサービスも出てき ました。
たとえば日本発とも言える個人間カーシェアリングの「CaFoRe」というサービスがあります。
これは個人間で自動車をレンタルできるものですが、マイカーを使わない時は他の人に貸せるというのものです。
サンデードライバーの人は、平日はまったく乗らず駐車場の肥やしになっている、とい う場合も多いでしょう。そんなときでも自分の資産がお金を生んでくれる可能性を秘めて いるのです。
借りてから見ても、一度乗ってみたかったあの車種を、もしかしたらレンタカーなどよりも安く借りられるかもしれません。
カーシェアリングを本格的にやりたいという場合は、カーシェアリングのフランチャイズともいえる「アース・カー」というビジネスもあります。
海外では既にこの手のサービスはいくつか出ています。たとえば自分が持っているモノ を貸し出すことができるのが「zilok」です。
クルマはもちろん、アウトドアグッズやレジャー用品、日曜大工の道具など、数多くの 品揃えがあります。
また、世界中の人に自分の部屋を貸し出すことができる「Airbnb」というサービスがあります。
日本ではなかなかなじみにがないですが、アメリカのように自宅にガレージがあること が一般的な国では、空いたガレージを貸し出せるサービスもあります。
ただ、新品を好み中古を避ける傾向がある日本では、まだ自分のモノを他人に貸すとか、
他人のモノを使うという習慣が乏しく、盛り上がりに欠けているのは事実です。
とはいえ、前述の消費税増税はもちろん、ソーシャルメディアは個人間でのやりとりを、
より推進する材料となるはずです。
そして、こうしたサービス利用すれば、ただ自宅に鎮座しているだけのモノが、お金を生み出す資産に変えることができるのです。
さらに一歩進めて、自らそういうサービスを立ち上げて展開しよう、というアクションが取れるのも、黎明期である今ならではのチャンスではないでしょうか。
誰かが成功すれば、雨後の竹の子のように同種のサービスが出てきて競争が激しくなりますし、大手が参入すればよけい厳しくなります。
それが今なら競合がほとんどいない。まさにブルーオーシャンでビジネスをすることもできるのです。
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