官製相場の株式市場は当面、崩れない!
米国の政治関係では、先週(11月16日~)からさらに進展がありました。トランプ大統領も、米大統領選の結果はまだ、正式には受け入れていないものの、大統領実務の引き継ぎには応じたため、バイデン氏の組閣などが進んでいます。
これで、米国ではさほどの混乱なく、来年(2021年)1月に、バイデン新大統領が誕生することになりそうです。
政治の混乱が回避されそうだということが、米国経済にとってマイナスであるはずはありません。
NYダウは、初めて3万ドルの大台に達しました。
政治の混乱が回避されそうだということが、米国経済にとってマイナスであるはずはありません。
ここで、もう一度、強調しておきたいことがあります。
新型コロナウイルスの感染拡大によって、世界経済は大きく落ち込んでいます。企業業績も、一部の業種を除いては、大きく落ち込んでいます。それにも関わらず、株価が上昇していくのは「常識としておかしい」、「いずれ暴落する」――こういう意見が、市場関係者の一部では依然として根強く残っています。
しかし、私は、そうは思いません。
これは政府、中央銀行が、異常な金のばらまきをしたことによる官製相場だからです。そして、政府、中央銀行が、この方針を変更する予定は、今のところまったくないということです。
1年後、2年後に、暴落が起きるかどうかは、正直、神のみぞ知ることです。しかし、数カ月単位で考えたとき、とてもそういった混乱が生じるとは、考えづらいと思っています。