アメリカのある男性の話

2014年6月、アメリカバーモント州に住むリードさんと言うどこにでもいる普通のおじいさんが92歳で亡くなったことが、全米ニュースなので大きく取り上げられました。

リードさんはどこにでもいる普通のおじさんでしたが、彼が普通と少し違ったのは、いつもボロボロの服を着ていてホームレスに間違われたことと、愛読書が投資新聞ウォールストリートジャーナルだったと言うことです。そして全米を驚かせたのは、彼に約10億円もの資産があったと言うことです。

リードさんは第二次世界大戦から帰国すると、25年間ガソリンスタンドで働き、その後は大手百貨店の用務員として働く、典型的な労働者階級の人でした。そんな彼が金持ちになれたのは、宝くじに大当たりしたわけでもなく両親から莫大な遺産を引き継いだわけでもなく37歳から始めたアメリカ株投資によるものだったのです。

ガソリンスタンドで働いていたことを考えれば、収入はそれほど多くないはずです。しかし、彼は倹約に努めることで投資資金を捻出し、最終的には95銘柄に投資しました。

保有銘柄はどれも消費者になじみのあるブランドを所有している大企業の株ばかりで、かつ配当を出していると言う共通点がありました。

投資スタイルはいちど買ったら売らないと言う典型的なバイ&ホールドで、配当を再投資することで資産の最大化を目指したもので、投資スタイルは私とすごく似ています。

投資家の方の中には収入が少ないから無理だと言う方もいらっしゃるかもしれませんが、始めるのに遅すぎるなんてことはありませんのでがんばりましょう!