長生きリスクになかなか気づけないわけ
私たち人間の心理には、双曲割引という仕組みがあります。これは、目の前のリスクについては非常に敏感であるにもかかわらず、遠いリスクについてはその存在を忘れてしまうと言うことです。
50代、あるいは40代以下の人たちにとって、長生きリスクと言うのは遠い未来の話で、今すぐにリアルに感じると言う事は難しいのかもしれません。
結果気がついたら70代80代になって、リスクの渦中にある頃にはすでに時遅し、なのです。
私は無限連用日記と言うものをExcelでつけています。これは一目で過去を見ることができる日記です。その中で過去の日記を見てみると、40代になると、肩が痛かったり、腰が痛かったりする頻度がすごく多くなっているのがわかります。悲しいかなぎっくり腰になる回数も増えてきました。
自分ではジムや水泳に行き、そして食事に気をつけているので、健康には自信があったのですが、事実として日記を見てみると体に不具合が出てくるのがわかるようになりました。
人生100年時代の幸せの条件
結局、私たちが100歳まで生きる、もしくはそれ以降も寿命が続くと言う、人生100年時代の常識を前提にすると、そんな時代に幸せに生きるためには、次の3点が大事になります。
その1
身体的リスクを最小限に抑え、はっきりとした頭と健康な体で過ごす自由を持つこと
その2
金銭的リスクを抑え、一生の間、自分の稼げる収入の範囲で暮らせる自由を持つこと
その3
社会的リスクを抑え、家族や友達、そして社会と円満な関係を保ち、孤独にならないこと
このように、身体的リスク、金銭的リスク、社会的リスクといった3つのリスクをしっかりと管理する必要があります。
いわば、人生100年時代の幸せの条件は、この3つなのです。
こうやって箇条書きにしてみるとわかると思いますが、100歳と言う年齢で幸福に過ごそうと思うと、かなり無理が出てきます。
でも、それを無理だと言って、避けてしまっているようでは、結局大変な老後が待っているだけです。
ではどのようにするか、それを考えていきたいと思います。
皆さんのコメントが何よりも元気の源です!
コメントお待ちしています。