大きなチャンスがやってくる
「アリとキリギリス」というイソップ物語は、一度は聞いたことがあると思います。 そして私たちは、アリのように働くことが大事だと教わってきました。確かにちょっと前までは本当
のことだったのでしょう。
しかし、おかしいと感じたことはないでしょうか。 作者のイソップが生きた時代と比べると、文明は驚くほど進歩しています。技術も進み、様々な商品やサービスが出まわって便利になっています。 それなのに、なぜ私たちの生活は楽になるどころか、ますます苦しくなっているような印象を受けるのだろうかと。
もっと楽しく生きられる世界になってもいいはずなのに。 もっとラクにお金を稼げるようになってもいいはずなのに。 もっと労働時間を減らしても豊かな生活ができるようになってもいいはずなのに。
そうなっていない今の文明の進化とは、いったいなんなのか・・・と。
その原因のひとつは、多くの人がより欲深く、より賢く、より努力をするようになった からではないでしょうか。
その波は、私たちを下りのエスカレーターに乗せ、ラットレースに巻き込みます。政府 は政府に都合の良いことを言います。企業は企業に都合の良いことを言います。
私たちよりも賢い人は世界中にうなるほどいて、彼らが自分の都合のよいように世の中 のシステムを作り、人々を誘導しようとします。企業の広告宣伝も、私たちに「商品を買 え」という誘導そのものです。
そんな世界で思考停止すること、立ち止まることは、より貧乏になることを意味します。
世界で不安が渦巻いています。さらに、今や世界中で危機のエネルギーが膨張しています。
アメリカでは移民の増加によって内需は維持されますが、日本と同じく社会保障財源を 含めた国家財政は火の車です。財政の壁と呼ばれる経済の下振れリスクを抱え、債務上限 問題は繰り返される可能性もあります。
大国となりつつある中国は、その経済力を背景に、軍備増強を進めています。実際、日本の尖閣を始め、フィリピンやベトナム、インドなどとも国境紛争を起こしています。
経済格差による国民の不満は増大しており、共産党不信につながりつつあります。
急速に進む少子高齢化は日本以上の問題をはらんでいますし、急成長の反動による景気 減速は、世界中に散らばるチャイナマネーの還流を招き、中国が世界恐慌の引き金を引く かもしれません。
世界の人口は爆発とも言えるほど急上昇しています。
現在は70億人ですが、2025年には80億、2050年には90億人になるという試算が出ていて、食糧不足が懸念されています。実際、小麦もコーヒー豆も大豆もマグロも、あらゆ る食糧価格が上昇しています。
もはや世界はつながっており、ある国の問題が世界中に影響をおよぼします。
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