せどりビジネス
不要品は処分費用を払って捨てる時代から、お金をもらって捨てる時代になりました。
私自身、初めてヤフオクに出品したときは衝撃的でした。
きっと今の子供が見たら驚くであろう「カセットテープ」という時代の古いラジカセ。捨てるしかない と思っていたこのガラクタが 3,000 円で売れました。
ゴミにしかならないと思っていた壊れたノートパソコン。電源もつかないにも関わらず、4,000円で 売れました
コミック全巻セットを出品したときは、ほぼ買値と同じくらいの値段で売れましたし、パソコンソフトの操作ガイド DVD は、買ったとき以上の値段で売れました。
これはネットビジネスの世界では、「せどり」と言われています。たとえば希少価値がありそうな本を古書店で書い、オークションで高く売るという方法です。
さらに、市場間の格差を狙うという方法もあります。たとえば日本のアマゾンと海外のアマゾンで同 じ商品が売られていることがあり、海外のアマゾンで買って日本のアマゾンのマーケットプレイスで 売るということも可能です。(この場合、送料を考慮する必要があります)
新品でも、たとえば中国のタオバオというショッピングサイトで安く仕入れてアメリカのebay で売るということも行われています。
送料を考慮したり、英語の表現をパクって修正するという手間はかかります。写真の撮り方、商品説明文章も工夫する必要があるでしょう。当然ながら、商品を見極める目も求められます。
しかし、小資金で片手間でできるので、最初は仮に売れなくても自分で使えばいいやと思えるものからスタートし、慣れていけばよいでしょう。
不用品を売る場合でも、よそから仕入れてくる場合でも、同じような商品が出品されていて、それらが入札があるか(需要があるか)をチェックしてから出品します。
さらに出品時に重要なのは、カテゴリー選びと最低入札価格の設定です。
先ほど紹介したパソコンソフトの操作ガイド DVD ですが、これはアドビのフォトショップとイラストレ ーターの解説 DVD です。
これを、ただ単純に DVD カテゴリーで出品してしまうと、ほかの DVD 作品に埋もれてしまい、単価が下がります。
そこで、この DVD をほしがる人は、どのカテゴリーを見ているかを考える。そう、フォトショップやイラストレーターのソフトそのもののカテゴリーです。
パソコンソフトのカテゴリーに入れるのは不自然だと思っても、ソフトを買う人は必ずソフトの操作で困るはずですから、そこに潜在ニーズがある。
予想通り、入札件数はうなぎのぼりで増え、買ったときよりも高い値段で落札されました。
そして、入札価格。ここは欲張らず、10 円とか低い値段からスタートするのが鉄則です。
多くの人が、自分が買ったときの値段を考えて、「これ以上で売れてほしい」という欲張った根付 けをしますが、結局、入札はゼロ件でオークション期間が終了してしまいます。
入札件数で並び替えしてみるとわかりますが、高い値段をつけたために誰にも見向きもされず、 悲しく終了していく商品が山ほどあふれています。
ここを思い切って安くする。そうすると、「 10 円なら安い」と思った最初の入札者が現れます。この 段階では 10 円のままですから、別の入札者が現れ、 20 円で入札します。それを見た最初の入札者は、100 円で入札します。
何が起こっているか、もうおわかりですね。「ほかの人に負けたくない」という心理が入札者同士で働き、応札の嵐になるのです。
テレビのバラエティでたまにオークション番組をやっていますが、どんどん値段がつりあがっていくのと同じです。
かくして、最初の金額を低くしておいたほうが入札者が増え、結果として高く落札される可能性が 高くなるのです。
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